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子育てしながら駆け抜けたオンラインMBA | IE University Japanese Alumni Chapter
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子育てしながら駆け抜けたオンラインMBA

Jun 24 2021

子育てしながら駆け抜けたオンラインMBA

 

出産後半年でGlobal Online MBAに合格!その後、子育てをしながらMBAの1年半を駆け抜けられた金澤さんにお話を伺いました。

 

金澤 結さん
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    Why Global Online MBA?

    海外留学を考えていたのですが、妊娠が判明して実際に行くことが難しくなりました。いろいろな大学院を見ている中でIEのGlobal Online MBAは、大好きな仕事を辞めなくても良い点、そして非常に投資対効果が高い点に魅力を感じ志望しました。

     

    ――国内のMBAとの比較

    グローバルで多様性あふれる環境で、言語も英語で学びたい気持ちが強かったので、国内MBAは考えませんでした。当初は他の海外オンラインMBAも検討しましたが、IEはランキングが高く、IMBAのようなオンライン以外のプログラムでも世界トップレベルで、知名度も高いことが決め手の1つでした。

     

    ――魅力ある卒業生ネットワーク

    TwitterでIEのGlobal Online MBAの卒業生を見つけダイレクトメッセージを送ったところ、「今度卒業したばかりのメンバーで飲むからおいで」と誘ってもらえたことが最初の出会いでした。日本人卒業生の皆さんは多方面に活躍されている方ばかりなのに、いきなりTwitterで連絡した不審者に対しても優しく学校のことを説明してくださり、とても驚いたことを覚えています。

     

    その後も先輩経由で入学前に卒業生に何人かお会いして、卒業生ネットワークが非常に強く、魅力的な方々ばかりだったことも、志望する大きなきっかけになりました。

     

     

    出産後半年、合格までの道

    Global Online MBA合格までの期間は、受験を決めて出願するまで約半年間でした。受験を決める前にGMATの勉強をしていたので実質的な準備期間を全て合わせると約1年弱です。

     

    飯野さんとの面談が1月初旬、1月下旬に出産し、5月にアプリケーションを提出、オンラインアセスメントと面接後、6月に合格通知を頂きました。全てのプロセスで1週間以内に返事をいただけたので、アプリケーション提出から合格までトントン拍子に進みました。

     

    ieGAT受験後1か月以内に出願する必要があり(※現在は受験後2年間有効)、卒業証明書や上司からの推薦状は事前に全て揃えておきました。私は出産前後だったこともあり、まとまった時間を取り辛かったので、少しずつ事前に計画的に進めました。

     

     

    工夫と体力のGlobal Online MBA

    ある程度覚悟はしていましたが、実際に授業が始まると本当に大変で、1年半本当に「走り切り」ました。夫に協力してもらったり、保育園とベビーシッターを活用したり、時には息子をおんぶしながらコールをしたり、工夫してなんとかやり遂げました。

     

    フルタイムで働きながらMBAに加えて育児もするのは、普通ではこなせないと思います。取捨選択を迫られるので、この1年半でかなりタイムマネジメントが上手くなりました。課題が重なる時には朝方まで作業し、徹夜明けに仕事の大事な会議に出たことも何度もあります。体力勝負とはいえ息切れしてはいけないので、毎晩4時間ほど勉強しつつも、日曜日の昼間や金曜日の夜は課題が残っていない限り、なるべく休むようにもしていました。運動など、リフレッシュする方法を見つけることも重要だと思います。

     

     

    オンラインMBAのネットワーキングと学び

    オンラインMBAだとネットワーキングが希薄になるのではないかという懸念を耳にすることがありますが、私は感じたことがありません。今夜も一番仲の良い子とテレビ通話で話しますし、卒業後も変わらずみんなとWhatsAppで連絡を取り合っていて、とても仲が良いです。コロナ前にはフランス人のクラスメイトが日本に遊びにきましたし、スキー旅行やキャンプなど、世界中で同級生が再会できる企画がされています。

     

    自分次第でクラスメイトとの関わりを減らすこともできますが、課題は山ほどありますし、長い時間様々なことをディスカッションするので、必然的にクラスメイトとの絆も深まると思います。ほぼ全員が働きながら学んでいるので、同じように辛く、同じように皆MBA中にライフイベントがありました。子供が生まれたり、コロナになったり、結婚、引越し、転職、いろいろなことを共に乗り越え、支え合うことができました。

     

    どの授業も平均すると3〜4割程度はグループワークの評価で成績が決まります。平日土日問わず、メッセージを送り合い、夜も空いた時間があればコールし、かなり密にコミュニケーションを取りました。こんな時代ですし、オンラインでも関係なくネットワークを構築できることを体感することができました。

     

    フォーラムが月曜日から木曜日まで(たまに金曜日まで)あり、そこにみんなで投稿していきます。各自の専門性が発揮されるので、文章の書き方から内容まで、かなり学びが多かったです。クラスメイトの書き込みを見て調べるサイクルができたので、わからないことを受け流すのではなく、すぐに調べ血肉化するサイクルが作りやすい環境でした。じっくり学ぶことができることもオンラインの良さだと思います。

     

    読み物も本当に多くて毎週何百ページも課題が出るので、英文を読むことが苦手な方は結構大変かもしれません。私も英語が得意とはいえネイティブではないので、クラスメイトと比べ劣っていて、苦労しました。最初はうまい文章の書き方やおしゃれな書き方、みんなに響く言い回しをすごく研究しました。

     

     

     

    ファイナルプロジェクト

    各タームでチームが変わり、合計3チームになるのですが、私は1タームと3タームのメンバーが同じでした。(気が合ったので一緒にまた集まろうと声を掛け合いました)

     

    • フランスの音響関連会社でVPの41歳フランス人男性
    • ローランドベルガー勤務、28歳サウジアラビア人男性
    • オランダのフィリップス勤務、29歳スペイン人女性
    • イタリアの銀行勤務、30歳クロアチア人男性

     

    の4人と私の5人チームでディスカッションし、最終プロジェクトはアグリテックに決まりました。具体的には、サウジアラビアでサフランを垂直農業で生産し、サウジアラビアをはじめとした中東の国々で販売するプロジェクトでした。

     

    チームには誰も農業関連の仕事をしているメンバーはいませんでしたが、供給国と消費国の間の輸出入規制から非効率な貿易問題が発生していることに目をつけ、消費国で最新技術を使用し、より価格の高い作物を生産するということに目をつけました。

     

    アドバイザーとして実際にスタートアップをやっている先生にコーチングしてもらうことができるので、何度も協議しながら事業計画、利益の生まれるビジネスモデルを構築しました。どんなビジネスをするのか、どのマーケットでするのか、そして本当に社会的価値/利益を出すことができるのか、何度も考えて生み出したアイディア。最終的にはクラスでトップの成績をもらえとても嬉しかったです。

     

     

     

    一生忘れられないResidential Week

    1回目のResidential Weekは、コロナ前だったので参加できました。今思い出しても、一生忘れないくらい楽しかったです。

     

    初日、スターウォーズやBack to the future等様々な映画ごとにチームが割り振られ、台本はなく自分たちの記憶と想像で作った劇を撮影するという課題が出されました。チームビルディングが目的だったと思うのですが、率先して前に出る人、みんなを陰ながら上手く支える人、とにかく面白い人、みんなの性格が一気に分かりとても楽しかったです。

     

    毎日9時に集合して20時に授業が終わるまでスケジュールはびっしり埋まっていましたが、20時以降は飲みに行ったり、仕事があって帰ったり各自自由に過ごしていました。中心地に観光に行ったり、買い物や美術館にも行きました。ランチは毎日IEが用意してくれるホテルでのビュッフェで食べ、週の中頃にはルーフトップバーで学校主催の夕食を食べることもありました。昼には複数社を経営するクウェート人のクラスメイトから全員分のコーヒーが届いたり、飲みに行って泥酔して携帯電話をなくして困る人がいたり、あっという間の一週間。とても良い思い出です。

     

    7月の卒業式が残念ながらバーチャル開催になるようですが、学年のみんなでマヨルカ島に行って船上で卒業式を受けようという企画があるので、コロナの様子を見ながら、行けたらいいなと思っています。

     

     

    受験生へのメッセージ

    Global Online MBAは、様々なことにチャレンジしたくて、時間をより効率的に使いたい方におすすめです。自分のライフステージに関係なくチャレンジできることもとても魅力的です。子供がいなくても、フルタイムの仕事をしながらMBAをすることは間違い無く大変な1年半になりますが、家族、パートナーと協力してぜひ素晴らしい時間を過ごすべく、頑張ってください!応援しています。

     

     

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