Search:
ピンチをチャンスに変える、自分らしいMBAの形 | IE University Japanese Alumni Club Tokyo Chapter
23702
post-template-default,single,single-post,postid-23702,single-format-standard,edgt-core-1.3,ajax_fade,page_not_loaded,,hudson child-child-ver-1.0.1,hudson-ver-3.4, vertical_menu_with_scroll,smooth_scroll,side_menu_slide_from_right,blog_installed,wpb-js-composer js-comp-ver-7.6,vc_responsive

ピンチをチャンスに変える、自分らしいMBAの形

Nov 09 2021

ピンチをチャンスに変える、自分らしいMBAの形

 

International MBAに合格後、コロナ禍に突入し、2021年9月Global Online MBAに転向して入学された松下さんにお話を伺いました。

 

松下 紘之さん
Latest posts by 松下 紘之さん (see all)

     

    Why IE?

    最初、International MBA受験時に考えていたのは以下の三点でした。

     

    1. グローバルでのTop School群
    2. 欧州1年制プログラム
    3. アルムナイとのFit感

     

    結果的にGMBAへの変更を行う上では、

     

    1. プログラムの柔軟性(入学時期・Program変更も個別事情を相談可能)
    2. Online MBAでの世界最高水準の学びを提供している

     

    といったことも重要な判断要素になりました。

     

    その他受験時の工夫などは、こちらをご参照ください。

    http://kaigai-mba.com/degree/2yr-mba/spain-2-2/

     

     

    IMBA合格後、GMBAへ変更すると決めた経緯

    数年かけて準備したMBA計画だったので、コロナで世界中が先行き不透明になった2020年春頃は「なぜこのタイミングで?」と悩みました。最初は留学時期を次のIntakeに延期したものの、その後もコロナ状況はむしろ悪化の一途を辿りました。

     

    「現地留学を決行してキャリア構築か、家族を含めた安全確保か?」悩み、2020年夏頃「家族の安全以上に自分にとって大切なものはない」という優先順位を固めました。

    同時に、視点を変えると、「Global Online MBAに変更して、MBA後の転職候補にしていたGlobal Tech企業で働きながら学んだら、むしろユニークな価値が生み出せるのではないか?」という考えに至りました。

    そこで「まずは、試しに転職活動をしてみる。その上で、単身でスペインに渡ってInternational MBAにするか、日本でGlobal Online MBAにするか決めたら良い」と割り切ったことで、自然と不安は消えていきました。


    結果的に今の会社を含めて数社からオファーを頂くことができ、最善の決断ができたと思っています。また、MBA前に志望企業に転職できたことで、「MBAは 就職予備校ではなく、本質的な人生やビジネスの学びを深めるために行くもの」と、自分なりにWhy MBAを改めて定義できました。

     

    授業が始まっての感想

    --クラス全般の感想

     

    現在最初の2か月が経過して、全4科目でHonors(クラスの上位15%)の成績をもらえています。また、クラスでもEthics Rep(副学級委員的な立場)に推薦してもらうなど、順調なスタートが切れたと思っています。

    私は純粋な英語力だと、クラスでも一番下のレベルだと思います。ただ「チームメンバーの強みを活かし、弱みを補う」役割など、自分流のリーダーシップはクラス内外で評価してもらえているように感じます。また、迷ったらいつでも気軽に相談できる日本のIEコミュニティの存在も日々の支えになっています。

     

    --マドリードでの対面授業週間

    長丁場となるMBA生活で一番意識しているのは、仲間の存在です。これが日々の仕事とMBAの両立で大変な中、最後の力を生む原動力だと感じます。

     

    また、クラスで価値を出していくために、心理的安全性の確保も重要です。本来、自分は内向的な性格なのですが、授業では敢えて一番初めに手を挙げて発言することで自分からネットワーキングの機会を周囲に提供して、自分の持っている力を最大限に発揮しやすい環境をつくる意識をしています。

     

    ちなみに、「飲み会で仲良くなると、授業でも自分の意見を周りが汲んでバックアップしてくれるよ」というのは、HBSに純ドメで留学中の親友から教えてもらったテクニックでもあります。英語ネイティブではなく、何かと控えめな日本人が国際社会でリーダーになるためには、こういう日々の小さな積み重ねが大事と思います。

    その意味で、今回リスクを取って、マドリードでの対面授業週間に参加して良かったです。(家族には迷惑をかけていますが)対面授業では、基本的にソフトスキル系の相互の学びや、チームビルディングが中心で、これがその後のオンラインでの学びの基盤になります。職業柄、基本的にはデジタル推進派なのですが、お互いの繋がりを高める観点では、やはり寝食を共にすることに勝るものはないかな、というのが今の実感です。

     

    --「オンラインMBA」に対しては、伝統的な留学型のMBAと比較してクオリティが低い、クラスメートとの絆が築きにくい、大変すぎる割にキャリア構築の観点で意味がないのではという先入観がまだ一般的にはあります。この点はどのように反論できますか?

     

    全てはその人にとって「何をMBAのゴールにするか?」だと思います。また、「何かを得る」ためには「何かを捨てる」覚悟も必要です。私の場合、家族の安全を最優先に、「現地での生活を楽しむ」要素はあきらめました。ただ、「グローバルな環境でのリーダーシップ経験を積む」要素は、まさに今、Global Techでの仕事×Global Online MBAとの相乗効果をかなり感じており、International MBAに行った時の学びの質と比較しても、全く負けていると思いません。むしろ、自分だけのオリジナルなMBAの形がつくれたと自信を持っています。

     

     

    MBAをこれから受験する方へ

    大変な時代だからこそ、一歩勇気を持って踏み出して、どんな状況でも自分の人生の手綱を自分で握って道を切り拓いてください。きっとその先には新しい世界が待っていると思います。同じようなことで悩まれている方がいらっしゃれば、いつでも力になりますので、是非声をかけてください!

    Share Post