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IEの印象と留学生活への期待 | IE University Japanese Alumni Club Tokyo Chapter
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IEの印象と留学生活への期待

Sep 18 2017

IEの印象と留学生活への期待

 

2018年1月からIEに進学を決定した学生のうち3人に、志望理由やこれからのことなどについて伺いました。

 

森さん
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    市川さん
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      中村さん
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        Why IE? 

        森さん: MBAランキング上位、かつ日本人が少ない場所で、起業のネタ探しが出来て、キャリアを際立たせられるMBA を探しました。私費留学なので、金銭的、費用対効果、キャリアのブランクを考慮すると1年制MBAが良かったです。また、欧州であればアメリカに比べて生徒の平均年齢が高いので、クラスメートからの学びが多いと思い、IEを選びました。

         

        市川さん: 条件として考えたのは、以下3点です。

        • グローバルランキングでトップ10に入っていること。MBAは起業等のチャレンジに失敗したときの保険の意味合いもありますし、優秀な人と同級生になりたいので。 
        • 非英語圏かつ学校の所在地がヨーロッパであること。アジアに住んで米系企業で働く私にとって、一度も住んだことがなく、地理的文化的に中南米やアフリカに近いヨーロッパのスクールは刺激的に思えました。スペインへの思い入れは、それ程なかったです。
        • Dual Degree Programがあること。私は1年半でMBAと”Master in Business Analytics and Big Data”の2つの修士号を取得するプログラムに合格したのですが、キャリアの一貫性を保ちながら更なる強みを作れるのが魅力的でした。

         

        中村さん: 私は、「アントレプレナーシップの強いスクール」が条件でした。短期的なキャリア目標である、ヨーロッパでの現地事業立ち上げや社内VCでの活動には、アントレプレナーシップの視点が必要不可欠だと感じたからです。また、独学では学び難いアントレプレナーシップを、体系的かつ実践的に学びたかったのがIEを選んだ理由です。将来的に自分のアイデアをビジネスにしたいので、IEで必要な知識とスキルを身につけたいです。

         

         

         

        IEを実際に訪れた時の印象

        ――キャンパスビジットをした方はIEの印象を教えてください。

         

        森さん: 想像と違ったのは、学校がこじんまりしているところ。会議室はオフィスの応接室のようで綺麗でした。道に迷っていたら、在校生に親身になって案内してもらえて嬉しかったです。

         

        市川さん: 出願の3ヶ月程前に訪問し、Admissionのイベントで模擬授業に参加したり、学生と食事をしたりしました。1週間の休暇を取って、フランス2校、スペイン3校回りましたが、

         

        最後に訪問したIEが一番印象的で「絶対にここに入学したい」と思いました。他校にありがちな「伝統」や「格式」といった言葉の正反対で、学校に溢れる「新しいことをやっていく」気風と学生から感じる熱量に興奮したことを今でも覚えています。スコアが全然揃わない状態での訪問でしたが、大きくモチベーションが上がり、その後の受験対策にもいい影響がありました。

         

         

        期待と不安

        ――この授業や教授、あるいは課外活動が楽しみ!というものはありますか?

         

        市川さん: アントレプレナーシップの授業やLab Periodも楽しみですが、とにかく多様性のあり過ぎる同級生たちとの生活が楽しみです。Slackにしても同級生WhatsAppにしても、国籍やバックグラウンドが入り乱れており既にカオスです。

         

        中村さん: まずは、アントレプレナーシップ系の授業です。特に、Startup LabとVenture Labは絶対選択したいので、アイデア出しを進めています。それから、Behavioral Fitnessという必修授業です。卒業生数人から内省を通じてリーダーシップを学んでいくプログラムだと聞いて期待しています。自分がプレゼンするところをビデオで撮影して、皆で見てフィードバックを受けたり、性格診断をしたり、そういう機会って社会に出てからあまり得られるものではないですよね。

         

        ――逆に不安はありますか?

         

        市川さん: 「何も成し遂げないまま、気付いたら卒業時期になっているんじゃないか」「起業とか海外就職とか言いながら、結局帰国してテック業界大手に就職する事になるんじゃないか」というのが不安です。学生生活の忙しさ、楽しさにかまけていると間違いなくそうなるので、優先順位を忘れずに今後1年半を過ごしたいです。

         

        中村さん: 私もMBA生活の中で、多くの選択肢の中から正しい選択をできるかが不安です。留学生活中、「留学の目的、留学後のキャリアを明確にし、選択の指針とすること」、「誘いは断らないこと(留学の目的の1つがネットワーキング)」、「健康第一」を大切に過ごしたいです。

         

         

         

        留学準備

        森さん: ビザ準備は完了しました。私の場合、カナダの大学を出たので、仲介業者に委託してカナダの無犯罪証明書をもらうのが一番苦労しました。過去4年間に海外滞在経験がある方は、その国から無犯罪証明書をもらうのに時間がかかるので、早めの準備を心掛けた方が良いと思います。また、大学卒業証明書をlegalizeするためにカナダ政府に認めてもらう必要があり、同じく仲介業者に委託しました。日本の大学を卒業した人に比べると、費用(10万円程度)も時間もかなりかかりました。ビザの発行は、3週間足らずでできました。

         

        市川さん: 家族全員のビザ手続が完了しました。とはいえ、家族全員でマドリードに行くか、私だけ行って家族にはたまに遊びに来てもらう形にするかはまだ調整中です。出国前の1ヶ月、フルタイムで寿司学校に通う事にして、今は週4日朝から晩まで魚と格闘しています。70もの国と地域から多様な学生が集まるIEで、どうやって日本人として強みを出そうか考えた結果「寿司かな」となりまして。あとは年末年始に20日休んで、アフリカ数カ国を回って市場調査と寿司パーティーを開催しようと準備を進めています。

         

        中村さん: 私のビザは取得済ですが、同行する妻子のビザを取得するのに手間取っています。3週間前に第一子が誕生したばかりで、私のビザ取得のタイミングと合わず、新生児のパスポート&ビザ取得という作業に奔走しています。その他、現地の住居探し、引越や海外配送の準備、社内手続、保険加入を同時並行で進めています。

         

        あと、留学前にやっておくべきことの情報の収集をしています。私は2015年1月から留学準備を開始したので、先に留学した仲間が多く、彼らから「もっとこうすればよかった」ということを聞く機会が多いです。IEを始めヨーロッパのMBAの多くは1年制で、2年制より時間がないので、留学前から有意義なMBA生活を送るために準備をすることが重要だと思います。具体的には、授業や語学の準備、社内外のネットワークの構築、卒業後のキャリア目標に繋がる活動の3つをしています。

         

         

        合格後のネットワーキング

        ――皆さんもうポータルサイトにアクセスできたり、クラスメートとのやりとり始まったりしていると思いますが、合格後~今までのIEに対してどんな印象をお持ちですか?

         

        森さん: 色んなイベントが開催されているようです。合格者同士で既に繋がりがあっているのを見ると、一歩づつ留学に近づいているなと感じます。

         

        市川さん: 海外の学生は私費生比率が高いこともあり、人生の大きな投資をすることへの「不安と興奮」を分かち合える仲間ができて嬉しいです。大学が1月入学の学生用にSlackを用意してくれたので、既に同級生と旅行の計画を立て始めています。Slackの導入もテックスタートアップ界隈では常識になっていますが、学校で導入しているところはまだ少ないです。新しいテクノロジーを積極的に取り入れるIEらしさが出ているなと感心しています。

         

        中村さん: クラスメートを見ても、国籍や職歴が多様性に富んでいると思います。あと、皆、積極的でフレンドリーですよね。私の場合、まだ現時点では多くは日本人のIE卒業生、在校生、これから共に留学する仲間とのつながりが中心ですが、皆さん面白い経歴をお持ちだったり、積極的だったり、とても魅力的に感じています。

         

        私が、IEに惹かれた理由として、アントレプレナーシップが強いこと以外に、お会いした卒業生、現役生が魅力的だったからというのがありました。「こんなふうになりたい」とか、「この人、自分とまったく違う考え方を持っていて面白い」という人たちと一緒にいた方が、自分にとって学びも刺激も多いと思います。短い時間ではありますが、IE合格後に交流を始めた在校生や同期も本当に魅力的な人ばかりで、これからもっと交流できることが楽しみです。

         

         

         

        MBA後のキャリアプラン 

        森さん: 起業を通じて世界を少しでも良くしたいです。将来的には起業した会社を大手企業に売却したいです。MBAを通じて全く新しい価値観に触れて、起業できる仲間と会いたいです。

         

        市川さん: 日本国外、可能であればアフリカでのキャリア展開を目標にしています。起業と就職、どちらの選択肢も考えていますが、在学中に共同創業者を見つけてビジネスのプロトタイプを作り、投資を受けるところまで持っていけたらいいですね。 

         

        中村さん: 現業において欧州地域開拓に成功し、次は欧州に製造、販売拠点を持つというステージまできて、海外子会社の立ち上げと現地スタッフの管理を担う人材が必要と思い、会社派遣での留学制度に応募しました。IE卒業後は、現業の欧州拠点の立ち上げと設立した子会社のマネジメント、もしくは、シリコンバレーにある自社のベンチャーキャピタル組織の一員となり、新規事業の創出や買収を行う仕事に従事することを希望しています。

         

         

        MBA受験生へのメッセージ

        森さん: MBA出願は最後まで諦めないで下さい。合格した人しか記事を書かないので成功体験に溢れていますが、その裏では圧倒的多数の人が途中で諦めているのが現実です。明確な目標を持ち、実行に移せば、必ず結果がついてきます。そう信じないとやっていけない時期が来ます。毎日の積み重ねが今日の自分を形作っていると思って、前進してください。何でも相談乗ります!

         

        市川さん: IE卒業生は、みんな学校が大好きで、年齢や国籍を超えてすぐ打ち解ける光景を何度か見ており、私もその輪に入れる事に興奮しています。独自色が強過ぎて変な学校ですが、この「変な」学校がハマる変な方と、これからたくさんお会いできることを楽しみにしています。

         

        中村さん: 留学先の選定方法は人それぞれだと思いますが、一般への知名度やランキングだけでなく、やりたいことができそうか、会った卒業生は魅力的か、という視点も重視してもらえればと思います。ぜひ、IE生に会いに来てください。お待ちしています。

         

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