MBA受験を振り返って
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2019年9月にInternational MBA入学を予定している私費・社費の2人の新入生にお話を伺うことができました。
Why IE?
Kさん: 私は年齢が高めだったので1年制のヨーロッパ志望で、アントレプレナーシップに強い学校となると2~3校に絞られました。卒業生と話す中で、IEだけ明らかに協力的だと感じました。アゴス夏祭りでお会いした卒業生も面白い方が多かったです。積極的な仲間と切磋琢磨したかったのでIEの雰囲気が私に合っていると思い、早い段階でIEに決めて出願までに20人程の卒業生に会いました。
Mさん: 私は社費で1年制プログラムのみ受験可能だったので、ヨーロッパを中心に合同イベントに沢山出て情報収集しました。Kさん同様、アゴス夏祭りでIE独特の一体感に、横の繋がりの強さを感じました。あと、新規ビジネスや海外拠点の立ち上げをしたいので、アントレプレナーシップに強い学校が良かったです。IE卒業生の会社の先輩と話した時、厳しくも優しい指摘を頂き、こういう環境で刺激的な仲間と共に学びたいと思いました。
合格までのタイムライン
Kさん: 2年前の2017年8月にMBA留学を決めてすぐアゴスに申し込みましたが、当時は残業が200時間を超えていたので、勉強時間は月100時間確保するのが精一杯でした。疲労で集中できず、アゴスには予復習せず行くだけで、結局その後2018年4月末まで何もできませんでした。勉強開始当初、TOFELよりIELTSの方が高点数を取りやすいとネットで見てIELTS受験を決めました。4月から始めて5月にIELTS 6.5取れました。IEの要件7.0まで楽勝だと思い、IE日本オフィスに連絡を取りながら進めました。
GMATは2回目受験後に捨てました。IELTSも結局6.5のままで今年出願するには厳しい状況だったので、覚悟を決めてIELTSだけに集中したのが出願直前の12月。IELTS7.0が取れたのが1月。第一志望のIEに合格するため、GMATのスコアメイクより、IEGAT、オンラインアセスメント、面接の準備に全力を注ぐことを選びました。
Mさん: 社内選考でTOEICスコアが必要だったので、TOEIC300点くらい上げて2018年2月に社内選考に通りました。1年以内に進学先を決めるという時間制約があった為、情報収集せずTOEFLを選んでアゴスの講座に申し込みました。夏までTOEFL対策したものの点数が伸びず、IELTSに切り替えました。11月には7.0取るとが出来ましたが、GMATは本当に苦労しました。レッスンも相当受け、勤務地のある地方から都内まで毎週新幹線通学して頑張りました。最終的に、1月10日頃にIEGATを受験して、1月末に出願しました。
オンラインアセスメント
Kさん: スピーキングに自信がなかったので、出願の2か月前から準備を始めました。IE在校生にどんな対策をしたか聞いて、PCカメラの角度、背景、照明の使い方、目線の高さ、有用なサイト、カウンセラーについてアドバイスを受けました。GMAT club含め、ネット上で過去問を100問程度収集して、Best Teacherという Skype英会話の先生に実際に出してもらいました。
Mさん: 私は特殊で、すごくたくさん出願してるんです。結構苦労すると前もってわかっていたので、受験準備を始める前から、場数踏むために多くの出願をしようと決めて14校受けました。IEの前に10校以上面接を受けていたので、面接での効果的な伝え方が掴めた感覚がありました。オンラインアセスメントもIEは3回目だったので、割とできたと思います。
面接
Kさん: 私はIE単願だったので、とにかく練習を重ねようと1時間2万円程度の面接カウンセラーのレッスンを15回程度、ネイティブ講師のアットイングリッシュというskype英会話レッスンも15回程度、そしてBest teacher英会話などを組み合わせて、毎日1時間の練習を2か月弱続けました。
Mさん: 私は、アゴス夏祭りで日本オフィスの飯野さんから「日本人はクラスでしっかり討論ができるかを見られている」と教えて頂いたので、skype英会話でクラスでの討論をイメージしながら、準備をしました。1月末に出願して2月末に面接の案内が来るまで時間がかかったので、落ちたと思って落ち込んでいました。面接は早口で、詰められる感じで進みました。IE卒業生から、詰める感じの面接官に当たった話を聞いていたので、そのパターンだと思って冷静に対応しました。IEの面接は質問が特殊だと噂されていた通り「今10億ドルあげるからどう使うかビジネスプランを考えて」と聞かれました。四苦八苦しながら何とか熱意だけは伝えようという感じでした。
合格発表
Kさん: 私は今年9月の枠に間に合うギリギリに出願したので、3月8日にIEGAT受けて2日後に出願したら、その次の日にオンラインアセスメントの連絡が来て、その次の日にインタビュー日程調整の連絡を受けました。もう異常な速さでした。結局出張もありインタビューは1週間後ろにずらしてもらい、3月26日に受けました。そこから2週間後に合格通知をいただきました。
Mさん: 私は2月末に面接を受けて、一週間後ぐらいでしたね。
期待と不安
Kさん: 以前IEオフィスが開催していたマドリード生活のセミナーを受けましたが、マドリードに行ったことが無いので、生活スタイルや住環境は不安です。あと授業では東京で開催されている教授のマスタークラスにはほとんど出席し、雰囲気を掴むようには努力していましたが、実際はまだわからないですね。
Mさん: 私は授業がどれくらい大変かという不安と、スペインの文化に積極的に触れたいという期待があります。スペイン語のレッスンも受けています。結構英語が通じるから大丈夫という意見も耳にしますが、せっかくなので現地の方とコミュニケーションを取れるようにしたいです。先輩からも議論で周りの意見を最初はずっと聞いて、ホワイドボードに自分なりに整理をしてあげる役割もあるよってアドバイスをもらいました。でも、逆に自分が中心となって議論を巻き起こす時もあっていいと思うので、いろいろ挑戦したいです。
就職活動
Kさん: 就職活動についての情報収集は結構してきましたが、具体的なスケジュールや踏み込んだ内容を在校生に聞いています。卒業生の方が凄く協力的で本当に助かっています。皆さんそれぞれ戦略が全然異なり、ボストンキャリアフォーラムに行く人もいれば日本に帰ってきてから落ち着いて活動したという人もいました。自身のネットワークをフル活用しながらLinkedInやFacebookも使ったという人もいました。どの方法が自分に合っているか考えなきゃいけないですね。
今後の目標
Kさん: 私は一貫してライフサイエンス領域に携わっており、自分の会社や事業で不治の病を治す医薬品を開発したいです。起業するか、起業家を支援し、日本発の医薬品を継続的に生み出せる環境を作る仕事にも興味があります。自分に不足しているネットワークや知見を考えて、卒業後はベンチャーキャピタルか戦略コンサルティングに行きたいと思っていますが、まだ考え中です。
Mさん: 数年前にシリコンバレーにできた支社に行けば、まだ日本人スタッフが10人程度しかいないので、若くして先頭を切って働ける状態にあるんです。なので、MBA取得後は現在の会社で「収益の柱・収益構造」を一気に変える仕掛けや、ビジネスモデル構築を行い、業界・会社をリードしていきたいです。