
マドリード着!IEライフへの期待
目次
2019年12月、既にマドリードへ渡航し、2020年1月の入学を控えたIEの日本人新入生のうち4名にお話を伺いました。スペインでの暮らし、これから待ち受けるIEライフを通じて、どのようなことを目標としているのか、教えてくれました。
MBA受験
ーー受験時代を振り返って、志望校の絞り込みはどうされましたか?
Yさん Aさん ご夫妻: グループワーク重視のプログラム、多様性の度合い、子連れMBAが実現するかという条件に加えて、アドミッションや卒業生との相性を考慮しました。IEは、多様性の豊かさは欧州校の中でも断トツ。環境は学校・保育園・住居が徒歩圏内と申し分なく。留学中のみならず日本オフィス主導で帰国後も活発に交流可能な点が魅力でした。(※国内にIEのオフィスがあるのは稀。受験段階からIE主催のイベント参加可能)
Hさん: 年齢的にもコスト的にも1年制の欧州MBAに絞り、自分の興味があるテクノロジーとアントレプレナーシップに強いIE一択でした。都市型なため何でも徒歩圏内にある利便性も魅力でした。
Iさん: 私はもともと働きながら学びたかったので通信制のプログラムを探しており、アントレプレナーシップが強いのはIEだけと留学コンサルにIEを紹介して頂きました。準備を進めながらIEの方の話を伺う中で、フルタイムで学ぶのも良い経験かと思い、1年制ならコストも抑えられると、最終的にはIEのフルタイムMBAを受験しました。
ーーIE受験のプロセスで苦労した点や逆に楽だった点はありますか?
Yさん: 他校と比べて面接の難易度が高かったです。一般的な質問に加えて時事問題への意見を求められ、その場での発想力とコミュニケーション力が求められていると感じました。受験期は多忙ですが、国際ニュースや自分の経歴に関連したニュース(私の場合は金融市場動向)を押さえるように心がけていたことが功を奏しました。ローリング制のおかげで、他校受験で面接の受け答え方が自分なりにできてきたところで受験できたのもよかったと思います。
Aさん: 私はGMATで苦労したので、IEGATの受験機会をくれたIEに感謝しています。幸い、IEGATで高得点を獲得でき、合格に近づけました。面接は、日常英会話には自信があったものの、時事問題をビジネスレベルの英語で話せるように準備しました。
Hさん: 私もGMATのスコアメイクに苦戦し、IEGATに救われました。スピーキングに自信がなかったので、スカイプ英会話で何度も練習しました。面接ではテクノロジー系の時事的な話や奇をてらった質問もありましたが、自分の思いを自信をもって答えるように努めました。
Iさん: GMAT受験でVerbal分野に苦労して、最後まで勉強法を確立できませんでした。手応えとスコアが比例しない中最後までモチベーションをどう保つか、という点が問われていると思います。面接では自分が出せましたが、KIRAは難しかったです。質問が出て回答を録音するというのは、一見TOEFLのSpeakingと同じ形式なんですよね。ただ、KIRAは英語のテストではなく面接なので、面白くないけど英語で話しやすい内容よりは、話しづらくても自分をアピールできる題材を選んだ方が良かったかな、と。
ーー時事問題を押さえるだけでなく、それに対する自分の意見や立ち位置を持っておくことが必要そうですね。IEGATは2019年10月からオンラインでも受験可能です。今後もGMATの代替として、多くの方が受けると思います。
プレコース中の生活
ーースペイン語レッスンのプレコース中ですが、今の生活について教えて下さい。
Yさん Aさん ご夫妻: スペイン語の授業でグループワークがあり、毎回違う人たちと組んだ結果、早くも多様性を体感できました。国籍も多岐にわたり、インド、クウェート、カナダ、アメリカ、イタリア、ナミビア、ルクセンブルグ、サウジアラビア、フランス等出身の新たな友人と出会いました。彼らと昼食や夕食を共にする機会が多く、新学期後のコミュニティが拡大する前段階で、少人数で親交を深められてよかったです。
Hさん: スペイン語クラスですぐクラスメイトと知り合えるし、毎日誰かがどこかで集まっているので、すぐに溶け込めます。自分が今まで話したことない国の方と話すのは新鮮ですね。プレコースはオンラインでファイナンスや統計分析もあり、生活をセットアップしながらマドリードを満喫したいし、既に優先順位が求められています。
Iさん: スペイン語レッスンは午前中で終わるので、午後は新生活のセットアップをしています。日本にはまだ進出していないN26 (https://n26.com)やRevolut (https://www.revolut.com)のような欧州で元気なFintechサービスを先行して使ってみるとか、いろいろ試行錯誤していく楽しみもあります。
ーーお子さんがいるマドリードでの暮らし、保育園はどうされていますか?
Yさん Aさん ご夫妻: スペイン人は子供が大好きで、お店はもちろんバスの車内でも声をかけてくれますし、レストランも子連れ入店可能で子育てしやすいです。
娘はIEから紹介のあった保育園(IE卒業生が運営)に通っています。受験段階から各大学に保育環境について問い合わせ、他校は限られた情報の中から自力で調べるしかありませんでしたが、IEは特定の保育園に卒業生のお子さんも多数通われた実績があり、口コミも伺え、安心感がありました。渡航後は慣らし保育から始まり、1か月で歌やダンスを覚えました。12月のクリスマスパーティーにも参加しました。保育園以外では、日本人コミュニティでベビーシッターの方を紹介してもらったり、病院情報をもらったりしています。現地で一通りのベビー用品も揃います。オムツの質も悪くありません。
MBA後のキャリアプラン
ーー皆さんのポストMBAのキャリアプランについて教えて頂けますか?
Yさん: 私は社費留学なので銀行に戻って、組織運営に携わりたいです。IEならではのアントレプレナーシップ精神を経営判断や新規事業に結び付けられるよう、多様性豊かな同級生とのチームワークを通じて、ソフトスキルを醸成したいです。
Aさん: 私は帰国後も、証券会社や投資銀行に就職したいです。過去の業務で得た専門性を活かしつつ、今後はより顧客に近い立場(フロント業務)で、顧客の債券発行の手助けをしたいです。IEでの学びを意思決定時や将来の海外勤務時に活かしたいと思っています。
Hさん: 留学後は、会社に戻る戻らないに関わらず、テクノロジー系の新規ビジネスに携わりたいと思っています。家電メーカーで国内外のマーケティングに10年以上携わる中で、日系メーカーの国際的な競争力の低さに危機感を感じるようになりました。会社を離れて多様性の中に自分の身を置いて、視野を広げたいです。
Iさん: 私は、起業を視野に入れつつ、短期的には同じようなテック系企業のプロダクトマネージャーをしたいと考えています。