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卒業後に振り返るIEという場所 | IE University Japanese Alumni Chapter
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卒業後に振り返るIEという場所

Mar 08 2018

卒業後に振り返るIEという場所

 

International MBAの様々な年度の日本人卒業生4名に、IEでの経験、そして今後の目標について話を聞きました。

 

松岡 未季
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    Tさん
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      Nさん
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        Kさん
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          Why IE? 

          松岡さん: 1年制のトップMBAで、多様性豊かで、アントレプレナーシップに強いからです。キャンパスビジットもして、面白くて自由な方が多かったのが決め手となりました。

           

          Tさん: IEのコアバリューが興味関心に合致していたこと、卒業生がエリート意識の高い人ばかりでないのが面白いと感じたこと、アメリカ留学したことがあるので今度は多様性のあるヨーロッパで学びたかったこと、1年で社会に戻りたかったことから、IE単願で受験しました。

           

          Nさん: 米系企業で働いていた時、トップダウンで単一的な意思決定方法に疑問を覚えていました。また、IS等のテロ組織が世界中で事件を起こしているのを見て、どうしたら多様な考え方を持つ人と融和できるだろうと考えていました。そこで多様性が高いこと、私費なので1年制なことを重視してIEを選びました。

           

          Kさん: アメリカ育ちなので、非英語圏のMBAに行きたいと思っていました。フランス語は発音が難しい。でも、高校と大学でスペイン語を学んでいたので、スペイン語なら新聞を読む程度にできたんです。私費なのと年齢も考慮して1年制で探し、IEを選びました。

           

          ボストンのフレッチャースクールと2年間でDual Degreeが取れることも決め手でした。商社でエネルギーの仕事をする中で、これからは再生可能エネルギーの時代だと思っていました。でも、再生可能エネルギーは小規模な会社が多いので、たとえ商社を放り出されても自分で起業できるくらいのスキルを身につけたいと思いました。エネルギー業界は環境政策に左右されるので、フレッチャースクールでは環境政策を学ぼうと思ったんです。

           

           

          IEで印象に残っていること

          松岡さん:  入学後すぐ、起業関連のイベントで卒業生や地元のスタートアップ企業がビジネスプランを発表しているのを見て、起業って思ったほどハードルが高くないんだなと思いました。毎週木曜日に開催されていた、Area31でビール飲みながらのプレゼン大会でも、一見普通の人でも起業できるんだと勇気付けられました。

           

          Tさん: 一番強く印象に残っているのは、世界のエリートが仕事や勉強だけでなく人生も楽しんでいる様子。MBA前後で自分のワークライフバランスに対する心構えが大きく変わりました。それから、IE生は起業家精神のおかげか、何かアイデアを言うと、「それやってみなよ」と肯定的なことしか言われないんです。それが新鮮で、勝手に作っていた固定概念が取り払われていくように感じられました。能力が高くて仕事も出来るのに、できないと思い込んで可能性を制限している人って多いと思うんです。その固定概念を外す刺激を受けられたことが大きかったです。

           

          Nさん:  ずっとファイナンス畑にいて、起業に興味があったので、IEでスタートアップについて学びたいと思っていました。Startup Labを選択し、Venture Labまで日本人のNさんと一緒に進み、そこでベスト・イノベーション賞をもらいました。チームは少人数の多国籍グループで、時にはストレスも感じながら勉強しました。

           

           

          IEの多様性

          Nさん:  LGBTQの方も多く、カミングアウトしているのを自然と受け容れるオープンな雰囲気がありますよね。自分がどう思っているのかを伝えて初めて相手に理解してもらえること、そこから仲良くなるんだということ、オープンマインドでいることの大切さをIEに来て理解しました。日本の建前社会で生きてきて初めての海外生活でしたが、自分の思ったことをきちんと伝える勇気が持てるようになったと思います。

           

          Kさん:  アメリカの学校はいくら国際的と言っても留学生比率20%程度。IEは本当にいろんな国から来ているし、多数派がいないのが楽しかったです。中南米の人とはそれまで会ったことがなく、陽気でいい加減なところもあれば、実はシャイで、そういうギャップを知れたのは良い勉強になりました。

           

           

          今後頑張りたいこと

          松岡さん:  卒業後すぐ起業したんですが、まだ小さい規模なので、今後10年くらいで雇用を創出していきたいです。特に地方は疲弊しているので、地方の産業に寄与するべく、若くて優秀な人達が地方から都会に来なくてすむような、雇用を創出していきたいです。ツアーガイドやホテルのコンシェルジュを憧れを持ってもらえる職業にしていきたいです。

           

          Tさん: どこでも働けてどこでも生活できるようになることが目標です。次のステップとしては海外で働いて自分の人生をそこで築けるようにしたいのと、いずれ自分で事業をしたい。でも今は、この外資系の殺伐とした環境が結構楽しいので40~50代までこのままで、もう少し落ち着いたらインストラクターの資格を持っているヨガのビジネスがしたいです。ヨガとビジネス両方、しかも英語で出来る人ってあまりいないんです。

           

          Nさん:  目標は、独立開業して、自分が正しいと思うことを仕事で実現して、専門知識を使いながら夢を持っている起業家を支えることです。しかも、日本だけでなく世界で個人名で指名されるようになりたい!

           

          Kさん:  エネルギー関連の仕事が好きなので、今後も離れることは無いかな。父親がエネルギー関係の仕事をしていたのと、アメリカ在住時によく停電を経験して、エネルギーがないと本当に困るんだと実感したのがエネルギーに興味を持ったきっかけでした。その後、大学で学んだ中東近代史が面白かったんです。それからエネルギー関連の仕事をずっとしています。

           

           

          インタビュー後記

          今回インタビューした4名の卒業生は全員女性です。IEでは「Women Pass it On」をテーマに、次の世代へ伝統を繋いでいく為、奨学金プログラム、メンタリング、世界中でのイベント等を通じて、女性の学生、教授、スタッフ、応募者がそれぞれの個性を活かしながらあらゆる分野で活躍できるよう支援しています。

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