コロナ禍の留学 ソーシャルアントレプレナーを目指して
目次
2021年9月入学の皆さんに、これからIEを受験しようと考えている人や、IEについてもっと知りたい方のために、質問しました!コロナ禍の留学シリーズ第4弾は、ソーシャルアントレプレナーを目指していらっしゃる松木さんです。
将来のゴール及び背景
――家庭環境による”機会格差”を解消したい
取り組みたい課題は”片親だからできない”でなく、”片親でもできる”社会作り
四人兄弟の母子家庭で幼い頃からシングルマザーである母の苦労を見て育ちました。
仕事も順調になった27歳からプライベートの活動として一人親家庭の児童向け学習支援に関与していました。教室のクラスマネージャとして、学習の進捗を報告するため保護者との定期的に接触し、そこで日々の生活で疲弊する片親の姿を目の当たりにしました。
状況や環境によって何かを諦めなければいけない過去の母の姿とも重なり、この頃から一人親家庭の親たちを支えたいという想いが募っていきました。
現状分析した結果、一人親家庭向けのサポートの大半は児童向けで、親へのサポートが圧倒的に少ない事実を知り、自身で一人親向けのサービスを立ち上げる決意を固めました。
Why MBA?
――経営者マインド&スキルセットの体得とビジネスプランのブラッシュアップ
NPOの活動を通じて「想い」だけでは支援サービスが継続しないケースを散見しました。永続的なサポートを行うには経営者として体系的なスキルと事前に練り上げたビジネスプランが必要と考え、それら双方が体得できる場としてMBAを選択しました。
MBA留学での目的は3つ。
- 起業や組織運営など体系的な経営スキルの形成
- 社会問題に対する実務経験や過去の事例から社会問題解決のエッセンスの体得
- 設立する会社・組織や一人親家庭向けサービスのビジネスプランの改良
Why IE?
――体得した知識・スキルを用いたアウトプットの実践の多さ
MBAでは学んだ知識やスキルのアウトプットに重きを置きたいため、学んだことを実際にアウトプットできる体系的なプログラムに惹かれ、IEを志望しました。
具体的には、Core Periodで実際に起業プランを作成できること、Lab Periodで社会的企業のベンチャーやNGOに対して経営の根幹に関わるコンサルティングを行えるSocial Impact Labに参加できることに魅力を感じました。
留学中は学んだことのアウトプットの実践を重視しているので、周りの目や結果を恐れずに何事もチャレンジしていきたいです。
――併願校
Oxford Said Business Schoolを受験していました。
合格までのプロセス
純ジャパで不器用な性格だったため、スコアメイキングは御多分に漏れず苦労しました。
――純ジャパの方が避けては通れない難関、TOEFL/IELTS
初回のTOEFLは60点。いくつかの予備校に通いましたがしっくりとした勉強法がわからず、1年かけてやっと80点程度。勉強方法を見直し、語彙力の向上を基礎と考え、Official Guideを中心にTOEFL慣れを意識しました。苦手だったSpeakingは専門の私塾に行くなどして最終的に106点を取得。106点を取るまでに25回程度は受験していたと思います。
ただ、GMATのスコアメイクに苦労していた結果、TOEFLのスコアが期限切れになり、もう一度TOEFLを受ける気力はなくIELTSに移行しました。IELTS受験5回目にしてOverall7.0を取得、9回目にOverall7.5を取得。各セクションのスコアを揃えるために計11回受験しました。
振り返ると所詮はテストと割り切り、純ジャパの方は点数をいかに稼ぐかを意識して勉強すると、結果として英語力も伸びるかと思います。
――GMAT
計3年、生涯に受けらえる最大回数の8回受けましたが、自身が目標とする点数が出ませんでした。
某オンラインの塾の教材をメインに3ヶ月ほど勉強。解が正解・不正解だけではなく、なぜ正解・不正解か完璧に言えるようになって受験しましたが、初回は550点。フィードバックがあまりピンとこず、3ヶ月ほど勉強して再受験し、600点前後。目標としていた700点は程遠いと感じました。
行き詰まりを感じAffinity英語学院の飯島先生に相談しました。飯島先生は個人の特性に合わせてアドバイスしてくださり、本質を捉える手法で教えてくださるので不器用な自分に合っていました。3〜4ヶ月先生と一緒に勉強して欧州では提出可能な600点台中盤を取得。その後も、万全を期すために1年勉強に費やしましたが、結局最高点は更新できずGMAT生活終了しました。
毎日6時間以上、計3年勉強しましたが、TOEFL/IELTSと異なり勉強時間と点数が比例しないテストかと思います。不器用な方はある程度の見切りが必要かと思います。
――お勧めの予備校はAffinity英語学院
IELTS, GMATと色々な予備校に通いましたが、一番のおすすめはAffinity英語学院です。飯島先生は、ご自身がおっしゃる通り「町医者」のような存在で、それぞれの性格・勉強歴・バックグランドに沿って勉強法を考えてくださるのが良かったです。
教材をベースに勉強方法を生徒に押し付けるのでなく、生徒の個性をもとに勉強法を見出してくれる点が他の予備校と異なる点でした。また物事の本質を問う形で教えて頂けるので、その後の人生にも役立つ学びが多数でした。GMATは目標達成はなりませんでしたが、IELTS7.5は間違いなくAffinityのおかげです。
一点留意事項としては、”量より質”を重視する予備校なので量は自分なりに工夫して補う必要はあります。
受験生へのメッセージ
挑戦すると必ず壁にぶつかるのが世の常だと思います。批判や反対する方もいます。ただ、サポートしてくれる方も必ず現れます。
MBA受験は人生のサポーターを見出す時期と考え、キャリアゴール達成の一つの過程と捉えられればいいですね。あなたの挑戦を心より応援します。
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