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MBAで最も濃い時間、南アのプロジェクト

Feb 24 2017

MBAで最も濃い時間、南アのプロジェクト

 

2015年9月入学International MBAプログラム卒業生Nです。私はStartup LabかSocial Impact Labのどちらを選択するか悩み、南アフリカに行くチャンスはこれを逃したらもうないのでは?と思い、Social Impact Labを選択しました。現地での様子を体験記として寄稿します。

 

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    どんなプロジェクトを行ったか

    Social Impact Labには10人参加し、2人1組で1つのプロジェクトに取り組みました。ヨハネスブルグに着くと1週間のオリエン後、5週間インターンを行います。インターン先候補は現地の企業とNPO法人合わせて10個程あり、学校からの説明を聞いて現地に行く前に決定しました。

     

    私が担当した団体はLonely Road Foundation(以下LRF)というヨハネスブルグに拠点をおく、地方の孤児や貧しい子供の生活環境向上の支援をするNPOでした。この団体はDrop-In Centerと呼ばれる、小さい子の世話をしたり、近隣住人が集えたりする憩いの場のような施設の設立、運営を行っていました。2015年よりLRF主体でこのDrop-In Centerを使った地元の起業家養成プログラムを始め、事業を立ち上げたい人向けにマーケティングやファイナンス、アントレプレナーシップなどの教育を提供し、第1期生が卒業間近という状況でした。

     

    起業家養成プログラム卒業生が卒業後携われるビジネス機会は何か?また、LRFが貢献できる新規雇用創造チャンスには何があるか?という2つの課題解決に向けて、LRFが特に力を入れているGa-Dikgale(ガディハレ)エリアに焦点を当てたプロジェクトを実施しました。Ga-Dikgaleエリアはヨハネスブルグから車で4時間北上したところにある、電気・水道・ガス・通信・道路などのインフラがほとんど整備されていないエリアです。ここに週の半分滞在し、残りの期間はヨハネスブルグのオフィスで働いていました。

    実施したことは:

    • 現地行政と連携したGa-Dikgaleエリアでの既存ビジネス調査
    • 住人への聞き取り調査を行い、ビジネスニーズ・課題の洗い出しなど市場調査
    • 新規ビジネスをGa-Dikgaleエリアで行う際に必要な行政プロセスの整理と対応マニュアルの作成
    • 地方エリアに特化したビジネスプラン策定テンプレートの作成
    • LRF・ヨハネスブルグ近郊の既存企業・行政との連携プロジェクトを提言

    などです。

     

     

     

    南アフリカでの生活は?

    治安

    治安は悪く、徒歩は基本禁止、団体行動必須、移動はUberかレンタカーという制約付きで行動していました。到着3日目にレンタカーが盗まれる、銃声が週に1回は近くで聞こえるなど、震えることは何度かありましたが、お金を取られたり銃を突きつけられたりはありませんでした。

     

    食べ物

    安くて美味しいです。家の近くに安くて美味しいピザ屋があったので皆でよく行きました。

     

    住むところ

    10人で大きなゲストハウスに住んでいました。家の手配は全て学校がしてくれます。庭・プール付きで毎日お手伝いさんがベッドメイキングしてくれる素晴らしい環境でした。インターネットが遅いことだけがストレスでしたが、その他は快適に過ごせました。

     

    観光

    大自然に圧倒されます。景観が素晴らしいです。車で3時間程のところにサファリもあり、野生動物を近くで見られます。休みが5日間あったので、ケープタウンにも行きました。ケープタウンは都会なのに海と山が近く、ヨハネスブルグとは違った圧倒的大自然を楽しめます。特にアフリカの最果て希望峰と、世界で唯一の野生ペンギンと泳げるビーチは非常に記憶に残っています。

     

     

    Social Impact Labに参加して良かったか?

    プロジェクトを通して、Core Termで学んだことを実務でどう活かすかを考え続けるので、今まで学んだことの総復習と、最終学期に学ぶべき点の整理が出来て非常に有益でした。また、NPOの方々が「変えたい現実があって、自分たちならそれができる。だからこの仕事をやっている」という使命感を持って仕事をされている姿を見て、非常に刺激を受けました。

     

    貧困地域での生活や治安など、大変なところも多いプログラムですが、MBA期間中で一番濃い期間を過ごせました。

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