テクノロジー未経験からのTech Lab
目次
2017年9月入学、International MBAプログラムのMです。今年度からLab PeriodにTech Labが加わりました。記念すべきTech Lab第一期生として1か月半に渡ったTech Labの体験記と感想を寄稿します。我々の代から相当数のフィードバックを受けて内容が変わる可能性があることをご了承下さい。
Tech Labを選んだ理由
私はテクノロジー業界への転職が決まっていたので、卒業後を見据えて業界の基本的な知識と経験を身に付けるべくTech Labを選択しました。学校から「既にテクノロジー系の知識や経験がある人は対象ではありません」と事前通知があったため、Tech Labを選んだ同級生もテクノロジー業界未経験者が多かったです。
Tech Labの構成
Tech Labは大きく分けて、
- テック関連事項のクラスルーム形式での授業
- コンサルティング・プロジェクト
の2つから構成されています。
前者は、今話題の仮想通貨やそれを支えるブロックチェーンを始めとする様々な技術(量子コンピュータやAI、更にはテックプロダクト管理からサイバーセキュリティまで)幅広い題材に実務で携わる方や専門の教授から授業を受ける形で行われました。1クラス約30人で構成されており、クラスでも活発な意見交換が行われていました。またLab期間を通じてのグループが学校側から割り当てられ、そのグループでグループワークや課題提出をしました。
盛り上がるコンサルティング・プロジェクト
コンサルティング・プロジェクトは、Oracleをパートナー企業として、銀行、保険、観光、小売、通信のうち1つの業界をグループごとに割り当てられます。ブロックチェーンを使って各々の業界が抱える課題をどのように解決し、ビジネスチャンスに繋げるかという提案作成を1か月半に渡って行いました。
チームにメンターとして配属された、各業界に詳しいOracle社員と提案書を作成しました。最終日にチームごとに審査員(Oracle社員)の前で5分間のプレゼンを行い、業界毎と全体の勝者を決定しました。日本人学生が所属する2チームが業界の勝者に選ばれ、最終的に2位を獲得したチームもあり、当日はかなり盛り上がりました。
Tech Labの感想
第一期ということで改善が必要な点も多くあり、学校に都度フィードバックする形で行われましたが、私はTech Labで当初の目的を大きく超えるものを得られたと感じています。特に満足度が高かった点は、
- 現在のテクノロジー業界関連で抑えるべきポイントを網羅的に学べたこと
- 最新のテクノロジーを実務に携わっている人から聞くことが出来たこと
IE はアントレプレナーシップだけではなくテクノロジーにも強い学校として有名です。学校側がこれからの時代を生きる上で理解すべきことを吟味してカリキュラムを作成し、実務に携わる教授陣が実体験に基づいて教えるTech Lab。私は、テクノロジー関連知識の理解度が明らかに深まったと感じています。
またCore Periodで関わることのなかった他クラスの学生とも仲を深めることが出来たのが良かったです。グループワークや教室、また学校が提供する交流イベント(Tech LabではLab生同士がお互いを知り合う機会が数多く提供されていました)を通じて、興味関心が近い者同士で仲良くなれたことも大きな収穫でした。
我々が挙げたフィードバックを通じて来期以降のTech Labはより良いものになると思います。テクノロジーに興味があり、テクノロジー業界に転職を考えている方は、是非IEに入学してこちらのLabを選択されてみては如何でしょうか。