コロナ禍の留学 スペインでの就職を目指して | IE University Japanese Alumni Club
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コロナ禍の留学 スペインでの就職を目指して

12月 01 2020

コロナ禍の留学 スペインでの就職を目指して

 

新型コロナウイルスの影響で渡航制限や入国規制が行われる中、留学準備を進め、2020年9月、2021年1月に留学を決めた新入生にお話を伺いました。コロナ禍の留学シリーズ第1弾は2020年9月よりInternational MBAに入学された内田さんが、たくさんの写真と共に留学生活の様子を教えてくださいました。

 

内田 聡 さん
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    はじめまして。内田と申します。私は2020年3月に6年務めた工作機械メーカーを退職し、私費でIE Business Schoolにて2020年9月から学んでいます。卒業後は日系企業の製造現場で培った知恵を活かして、スペインで日系企業の欧州展開の事業支援に関わる仕事をしたいと考えています。

     

     

    IEを選んだ理由

    IE を受験しようと思った最初のきっかけは、マドリードという地で学び、その後のキャリアをここで築きたいと考えていたからです。2018年春からパートナーがマドリードに生活拠点を移して仕事をしてていたため、私自身もマドリードに行くことを検討していました。そんな中、スペイン国内で仕事をしていくに当たって、MBA取得が有利に働くと考え、首都マドリードでのMBAを探していました。

     

    アルムナイネットワークの規模感やアクティブ感、IEの労働市場における認知度、授業以外のキャリア支援、クラブなどの課外活動の充実していることなどを総合的に判断して、IEを受験することに決めました。有り難いことに、2020年9上旬に滑り込みで合格通知を頂くことができ、私は迷わず9月入学のIE Business SchoolのInternational MBAコースに進学することを決めました。

     

     

     

    コロナ禍に留学を決行した理由

    ひとえに卒業時期を先延ばししたくなかったからです。2020年3月時点で既に仕事を退職し、スペインに入国していました。混乱がいつまで続くか分からない状況で、入学時期を遅らせるデメリットの方が大きいと考えていました。授業がコロナ以前の「通常授業」戻るには最低でも1年は掛かるという見通しから、私にとっては2020年9月入学一択でした。いま振り返ってみても、9月入学した決断に間違いではなかったと思います。

     

    現時点(2020年11月時点)でのクラスはハイブリッド型(オンライン・オフライン一体型)で進みますが、この流れは当面続くと思います。IEは他のビジネススクールと比較して、ハイブリッド型の授業をするインフラ(テクノロジーと教授の慣れ)が整っているように感じています。これが入学を遅らせなかった理由の1つでもあります。

     

    実際にIE 受験以前より数多くのコースをCourseraで受講していたため、安心感をもってコロナ禍に入学する判断ができました。余談ですが、当時必死で喰らいついていたMarketing mixのコースのPricingクラスを担当しているのが、Martin Boehm(Dean)であると合格してから知って大変驚きました。授業は無料で視聴できますので、もし悩んでいる方がいらっしゃいましたら、1度体験されることをお勧めします。

     

     

     

    IEでの留学に期待すること

    アカデミック面でこの留学に期待するのは、プロフェッショナルな環境におけるビジネス言語(会計、戦略、リーダーシップ)を少しでも自分のものにすることです。IEのクラスでは、授業に対する生徒ひとりひとりの発言の質が非常に高く、毎日新しい発見があります。彼らとの対等なディスカッションの先に、私の目指している姿があると思っています。また、学びを深める上で教授陣のサポートも非常に重要な要素だと感じています。IEの教授陣に1質問すると10の答えが返ってくるケースが非常に多く、非常に助かっています。

     

    プライベート面では、ひとえにマドリードという地理上のメリット(スペイン全体の中央に位置している)を活かして、ドライブでいろいろな土地に行ってみたいと思います。現状ロックダウンのために、マドリードがから出られる機会は限られますが、北はガリシア地方やバスク、南はセビージャに行ってみたいと思っています。

     

     

     

    入学して当面の感想

    Withコロナ時代の留学について、学業面において私はメリットの方が多いように思います。クラスの人数が21人と従来の約半分の人数であり、発言機会も多く与えられます。また、教授との距離も近く、マンツーマンでじっくり質問できることもあります。グループワークも4人1グループが基本になっており、積極的にグループワークに参加することが求められます。そしてクラスが全て録画されているため、授業中に聞き逃した点や、不明な点をもう一度確認したい場合に非常に助かっています。これらは、非ネイティブの私がクラスに主体的に参加するために、プラスに働いていると実感しています。

     

    マイナス面でいうと、ネットワーキングに関して、若干の不便を感じているのは事実です。今までのように大人数で集まって集会をすることは制限されていますし、今までオフラインで行っていたことも、なるべくオンラインで済ませる風潮が広まっています。確かにそれでもいのですが、正直少し物足りなさを感じるときもあります。また、今のところ企業の採用担当者との接点はZOOMやSKYPEによるオンラインミーティングで限られてしまっています。これ自体がどう影響していくのか心配というのはいま感じていることです。

     

     

    【関連記事】コロナ禍の留学シリーズ

    第1弾スペインでの就職を目指して(2020年9月入学)

    第2弾Dual Degree取得を目指して(2021年1月入学)

    第3弾アントレを学ぶために(2021年1月入学)

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    第6弾再生可能エネルギーに関わり続けるために(2021年9月入学)

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